テザー(USTD)の役割 米ドルと同じ価格?

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テザー(USDT)はTether Limited社が発行する、米ドル通貨と連動した値動きをするように設計されたステーブルコインの一種です。
1ドル≒1USTDとなるように設計されています。

ステーブルコインとは

暗号資産(仮想通貨)は値動きが激しく、価格が安定しないという問題点があります。
決済手段としての利用が期待されますが、価格が安定しないと実用化は難しいです。
そこで法定通貨と連動することで価格を一定に保つことを目的としたコインが作られました。
それをステーブルコイン(ペッグ通貨)と言います。

テザーの特徴:価格の大きな変動がない

テザーは米ドルと連動するステーブルコインとして作られた通貨なので、価格の大きな変動が起こりにくいです。
2014年に開始されてからしばらくは価格の変動がありましたが、2019年頃から安定し始めました。
テザーと暗号資産(仮想通貨)市場の取引高が増えたためだと考えられています。

保有している暗号資産(仮想通貨)を現金で利確する代わりにテザーに交換して保有しておく、という手段もあります。
海外取引所で購入した暗号資産(仮想通貨)を日本円にしたい場合、少々面倒なのです。

(例)2021年4月に暴騰したドージコイン(DOGE)を購入して利益が出たので現金化したい場合

  1. 日本の取引所に円を入金する
  2. 円でBTCを購入する
  3. BTCを海外の取引所に送金する
  4. BTCでDOGEを交換する
  5. 利益が出たらDOGEをBTCに交換する
  6. BTCを日本の取引所に送金する
  7. BTCを売る

という流れになります。

すぐに円にしないで5のBTCに交換して保有しておき、新たに別のコインの購入に充てても良いのですが、BTCの値動きが心配な方はテザー(USDT)に交換して保有し、次の購入タイミングを待つ手もあります。

その場合は

  1. 日本の取引所に円を入金する
  2. 円でBTCを購入する
  3. BTCを海外の取引所に送金する
  4. BTCでDOGEを交換する
  5. DOGEをUSDTに交換する

となります。
テザー(USDT)は他の暗号資産(仮想通貨)とのペア数が多く、現在もペア数は増え続けています。

テザーのデメリット

価格が安定しているテザーですが、保有するにあたりリスクもあります。

中央集権体制

価格の変動を抑えるために、発行元である「Tehter Limited社」が管理しています。
Tehter Limited社が保有する米ドルと、市場で取引されるテザーの量を同数にすることで、価格を安定させています。
公式ホームページでは、保有額を毎日更新しています。

万が一、Tehter Limited社に問題が起こった場合は、テザーの価値がなくなってしまうリスクがあります。

テザー疑惑

Tether Limited社は発行したテザーの数と保有している米ドルの数が同じになるように管理しているということになっています。
しかし、それを裏付けるものはありません。

Tehter Limited社が保有する米ドルと、市場で取引されるテザーの量と同数を保有していないのではないかという疑惑が出てきました。

また、ビットコインの価格下落に合わせたタイミングでTehter Limited社が新規にテザーを発行し、ビットコインを買い漁っているという可能性も指摘されています。

米ドルを保有していないなら、テザーはいくらでも通貨を発行できることになってしまいます。
テザーは疑惑を強く否定しています。

しかし、このテザー疑惑を受けてビットコインは200万円代から一時60万円代まで暴落しました(2018年1月末~2月初旬)
程なくして100万円代まで戻りましたが、暗号資産(仮想通貨)には疑惑だけで簡単に暴落してしまうリスクがあります。

1USDT=1USDではない

完全に1USDT=1USDではありません。
暗号資産(仮想通貨)市場で大きな売買が行われると、価格は多少変動します。

テザーの今後の将来性は?

テザー疑惑が事実であると実証され、ビットコインと米ドルの保有なく発行されたテザーが交換していたとされてしまえば、テザーだけでなく暗号資産(仮想通貨)の大暴落が起こりうるでしょう。

しかし2021年4月現在、テザーの時価総額は第4位と人気です。
価格は安定しているため、暗号資産(仮想通貨)の一時避難場所としての利用価値はあるかもしれません。

投資の面では値上がりを期待できないため、保有し続けるメリットはないように感じます。

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